『鬼無里神社』
はじめに
松厳寺を出発する頃には既に日も落ちかけていたので、 やや急ぎつつ最後の目的地へと向かいます。 松厳寺から406号を東に進んでいくと大きな交差点が見えてきました。 目的地の鬼無里神社はその交差点のすぐ向こう側に見えているのですが、 交差点付近なせいか駐車場が見当たらない…… どうしようかと路肩に止めてキョロキョロしていると、 親切な方から近所にある公営の駐車場(無料)を教えてもらえました。 いやぁ、ホント助かった……感謝感謝です。 ということで、その無料駐車場に車を置いて鬼無里神社へと向かうことに。
鬼無里神社
正面から見てみると春日神社や、加茂神社よりも古そうな雰囲気が漂っています。 ちなみにこの神社では諏訪の神様を祭っているそうです。
この看板にも書いてありましたが、湖沼伝説と深い関わりがあるらしい。 この神社の由来を簡単に説明すると「昔ここは湖だったが、水が抜けて盆地が見えてきた。その時一番最初に見えたのが魚山で、その頂上に神竜の精を祀るために鬼無里神社を建てた」という感じらしい。 また、坂上田村麻呂や、平維茂が戦いの勝利を祈願したという伝説も残されていました。 うーん、なにかと縁多き神社のようですねえ。
こちらは神社の境内の様子。 本当は精緻な龍の彫刻が施されているという扁額も見て行きたかったんですが、 見ての通り日が沈みかけて辺りも暗くなっていたので泣く泣く断念。 (下のリンク先にはその彫刻の写真があります、生で見たかった!) 「紅葉紀行 其之三、鬼無里 ニ、白髯神社、鬼無里神社など
おわりに
鬼無里を回ってみて、この地に伝わる伝説の多さに驚かされました。 木曽義仲の逸話や、湖沼伝説。白髭神社の伝説などなど…… 鬼無里には紅葉伝説以外にも様々な伝説由来の史跡があるみたいです。 今回は紅葉伝説を追う旅であったので、 その他の伝説に関する知識を仕入れて来なかったのを何度後悔したことかw 次に来る時はちゃんと他の伝説に関する知識も仕入れて来たいですねえw